思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

朝日新聞がなくなる日』宮崎正弘
☆☆☆★

政権交替で鳩山政権ができたあとに出ていた本。
半分は三橋氏の『マスゴミ崩壊』と同様の(ただし、アメリカを中心とした世界のマスコミ情報が多い)マスコミの断末魔の現状。
後半は、著者の真骨頂である世界情勢について。

「新聞記者になるにはかなりのエリート大学を卒業しないと入社試験に受からない。その壁を越えて新聞記者となり、ともすれば政治部配属ともなると有力政治家さえを批判できる特権的環境にいつしかなれ、「第4の権力」と言われて気分が舞い上がり、自分が偉いと錯覚してしまう(略)これはある意味で中国や北朝鮮のメディア統制と変わらない。」

「番組に「偏向」が顕著になったのは全共闘世代がテレビ局へ続々と入社し始め、中堅のディレクターなどに進出した頃からだ。」

朝日新聞がなくなる日 新聞・テレビ崩壊! (WAC BUNKO)朝日新聞がなくなる日 新聞・テレビ崩壊! (WAC BUNKO)
宮崎正弘

ワック 2009-11-17