サイボーグ009 (10) (秋田文庫) 秋田書店 1995-03 |
どうやらこれが最終回らしい。
ブラックゴーストとの決戦で、009だけが001に巨像の中にテレポートさせられて(頼んだわけではなく、強制的ってとこが阿吽の呼吸というべきか、非情というか…)、内部から破壊を決行する。
総統が、自分が死んでも、人間の悪意があるかぎり、滅びないという意味のことを言うが、まあ深いというのか、ありきたりというのか…。
助けに来た002もろとも大気圏再突入で燃え尽き、その流れ星を見て願い事をするのは、これが原典なのか?(『ナディア』でもオマージュされてるしね)
おまけ的に収録されている短篇も、及第点以上のでき。やっぱり設定を考えるセンスが天才的な石ノ森章太郎だから、短篇のほうがハズレがないのかもしれない。
≠の殺人 (講談社ノベルス) 講談社 2009-12-08 |
例によってミステリーの定番を茶化したネタや、強引なギャグ、ギャグにまみれた中から出現する本格的トリックなど、薄い割に損をさせない内容は、ファンなら安心して楽しめるシリーズ最新作だ。