思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『最後の記憶』開始・読了

☆☆☆
ホラーの恐怖と本格ミステリの謎解き、というより、凝った構成(仕掛け)のホラー、という感じ。
ホラーにしてはそんな怖くないし、何より痴呆症の病名列挙が煩わしい。
ミステリーとしては、母親の恐怖体験の記憶の原因探しだが、超常現象へ逃げ(?)てる部分があることもあって、歯切れが悪い。
読んで分かる「最後の記憶」という着眼点はホラーのテーマとして良いと思うが、この辺は倉阪鬼一郎の守備範囲かな。