2006-08-30 『最後の記憶』開始・読了 読書 ☆☆☆ ホラーの恐怖と本格ミステリの謎解き、というより、凝った構成(仕掛け)のホラー、という感じ。 ホラーにしてはそんな怖くないし、何より痴呆症の病名列挙が煩わしい。 ミステリーとしては、母親の恐怖体験の記憶の原因探しだが、超常現象へ逃げ(?)てる部分があることもあって、歯切れが悪い。 読んで分かる「最後の記憶」という着眼点はホラーのテーマとして良いと思うが、この辺は倉阪鬼一郎の守備範囲かな。