思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

落語天女おゆい

ますます世界設定がわからん…。
妖魔あたりはまだ許せるが、あの巨大からくりは何じゃ〜?
単純な過去、というよりねじくれたパラレルワールドの過去ってことなのか?
それとも唯たちのいる現在にも(人前に現れていないだけで)妖魔がいたのか?
妖魔がいるからタヌキが人間の言葉を喋れてもおかしくない、
というあたりも同様に、まあいいところだろう。

しつこいようだが、やっぱり唯たちを見た江戸の人たちの反応のうち、
赤や黄や青やオレンジの髪の毛に言及しないのが許せない。
(私の他にそんな視聴者がいるとは思えないけど(^_^;)ゞ)

あとは、妖魔に襲われているのに、唯たちに緊迫感が皆無なのは、
まあ軽いノリの演出としてまあ許すとしても、
戦闘シーンに緊張感がまるでないのは逆に驚くほどだ。

妖魔の襲撃、圓朝の扇子ブーメラン(仮)、言霊ビーム、巨大からくりの迫力、
どれをとっても平板。
盛り上がりに欠ける、とかじゃなくて盛り上がりが皆無なの!

言霊、っていうから、てっきり落語を呪文の詠唱代わりにして
妖魔を沈めるのかと思ってたのに…。
直接的な攻撃というより、『響鬼』のオロチを鎮めるのに大地を清める、
って言ってたみたいに、人々の笑い声で大地を徐々に清めて行く、という感じ(^_^;)