思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

轟轟戦隊ボウケンジャー

Task.1「魔神の心臓」

面白い!第1話からこんなに面白くていいのか!?というくらい、良い。

いきなりミッションシーンから始まって、しかも真ん中あたりまで変身を解除しない。ミッション中だから当然なのだが、そういうところにもリアル&ハードな演出意図がビシビシ伝わってくる。

まあプレシャス(「愛しいしと」じゃなくて、いわゆる秘宝ね)を手に入れたら、あんな洞窟の奥なのにもかかわらず変身を解除してしまうのはご愛敬。ここで人間ドラマが1つあるので、表情が分からないと演出しにくい=子供には不親切だったのだろう。

なんとボウケンブラックがいきなり裏切り?!イエローもブラック派らしく一緒にくっついてプレシャスを持ち逃げしようとするも、敵・大神官が現れてブラックは崖っぷちへ。レッドは自分がブラックを助けるので他のメンバーには敵を追うように「命令」する。そして当のブラックにも「変身アイテムか落ちて死ぬかどちらかを選べ」と迫る。これだけ「強い」レッドも珍しい。

敵が巨大ロボを繰り出して来たところでは、ブラックとイエローの合体訓練が終了していない段階で合体を決行。「これも冒険だ」とレッド。ここでも格好いい。合体シークエンスでは、各マシンのハンドル(操縦ユニット)をバッグ携帯に格納してロボ用の5人操縦ルームへスライドするのが楽しい。

とまあ、メカよりもドラマ描写が先に来るあたりでも面白さが分かるだろう。いつもはメカしか見てませんから…。

メカ演出は、「ごーごー」つながりで『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に連なるリアル路線。レッドの専用マシーンである超巨大トラックの巨大感や、変身シーンの地味な変形を見せたりと、これまた『ゴーゴーファイブ』的で良い。ロボットが踏ん張るところで足のピストンが回るのもナイス。

ボウケンジャーのデザインも、『タイムレンジャー』以来(?)のゴーグル型で、『マジレンジャー』みたいにダサくないし、変身セットも携帯型はなんとかならんものかとは思いつつ、割と格好いい。変身シーンはもうちょっと『ゴーゴーファイブ』的に緻密に描き込んで欲しかったなぁ…というのが欲目。

レッドも格好いいし、イエローは可愛いし、ピンク=末永遙は綺麗だし、言うことなし!