思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガンダムX(3)

第3話「私の愛馬は凶暴です」

死者の魂に引かれたティファは、そのショックで昏睡状態に陥る。1話のガロードをそっくりなぞるように(このあたりもガロードが成長するとジャミルになる、という演出意図が伺える)、GXのコックピットのガロードにホールドアップするジャミル(「ホールドアップだ」とか言ったら面白かったのに)。

アルタネイティブ社に殴り込みをかけ、強引に用心棒になるヴァサーゴ=シャギア。アルタネイティブにチェスになぞらえて言った台詞がサブタイトルに。

弟のオルバは、自ら囮になってバルチャーをフリーデンに誘導、被害者を装ってフリーデンに潜入する。バルチャーをあっさりと撃退することでウィッツ、ロアビィの優秀さをアピールし、それを見せることでガロードに戦い方を教えるジャミル。このあたりで、すでにジャミルガロードを見込んでいることが分かる。

ガロードは囚われの身でありながら麻酔薬をつかって脱走し、ティファに花を摘んで届けると、何事もなかったように自ら部屋に戻る。「5分だけ、いい夢見てな」これもまた名ゼリフといえるだろう。

ラスト、ティファの病室に忍び込み、毒薬を注入する時のオルバの台詞「愛しています、殺したいほど」は、たぶん劇かドラマの台詞のようなニュアンスで使っているだけで、実際に愛しているわけではないのが後に分かるが、リアルタイムで見ている時には混乱したのを覚えている。