思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

「エンタの神様」ギター侍のネタを分析する!

やっぱりギター侍がいいね〜。
今回から冒頭に入った必殺仕事人のテーマみたいなのは余計だと思うけど。
なんといってもギター侍がいいのは、最後に自分の自爆ネタ(=切腹)で締めるところだろう。
これによって反感がかなり和らげられている。
『逆説の日本史』的(?)に言うなら、自分が死ぬことで死者をむち打つ事を嫌う日本人の心情から、
「言うだけ言っても自害したんだからいいだろう」
「命(芸人生命?)を懸けて他の人が言えないことを言ってくれた」
「生きている時は悪いことばっかり言ってたけど、死んだ人を悪く言うのはやめよう」
というような心理が働くのだ。
本人は生きているにも関わらず。
これは実に巧妙な作戦といえよう。
また、この図式が成立するためには斬りつける相手が大物有名人でなければならず、
それ故先週のような一般人をネタにしたのでは全然面白くないのだ。
今までネタのたびに死ぬお笑い芸能人がいただろうか……!?