思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レザボア・ドッグス

☆☆☆★

タランティーノ監督作品。いつも以上に、おっさんたちが喋り散らしているだけ、という感じ。登場人物が画面の端から出てきて、あれこれ喋り散らかしてフレームアウトして行く、という非常に舞台劇っぽいなと感じた。
それだけなのに、何故か引き込まれるのがタランティーノ・マジック。
銃を撃つ時はすかさずで、血もバシュッと飛び散る緩急は演出的なポイントか。黒いスーツに白いシャツ、真っ赤な血が強い画面の的コントラストになっている。
序盤で、撃たれた男たちが、一味の中に警察の犬がいる、と語り、それがミステリーになっているが、単なるマクガフィンにすぎないような感じ。いちおう、最後にはそれも明らかになるんだけど。