池上英洋&青野尚子
☆☆☆☆
新星出版社
絵画の見方として、現在では美術館の音声ガイドとかもあるが、作家のプロフィール以外に、それぞれの絵について、どこがどのように凄いのか解説してくれる。芸術感情としては、ヤボ以外の何ものでもないが、ありがたいことはありがたい。
ドレスのシワや、刺繍などを、何年もかけて描く、というのは職人魂と、芸術家としての天才的な技術といえる。
ごく一部として、彫刻も収録されているが、中でもミケランジェロの石の彫刻については、まさしく目を引かれたというには生温い。魂をぐいっと引っ張られるような凄まじいオーラを感じた。