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よく名前は聞くし、主に片岡千恵蔵主演で、大量に「清水の次郎長もの」映画が作られているが、たいていが地位を築いてからのものなので、それまでの半生を知りたいと、「次郎長クロニクル」的な第一作らしい本作を観てみた。
次郎長こと長五郎がヤクザになるところから始まるのだが、葛藤とか動機とか契機は全然わからない(^^;)
元々が商家の次男だかで、旅に出て、帰ってきたらヤクザになっていた、というところから始まるのだ。一の子分として山城新伍演じる鬼なんとか（石松じゃなかったのね）がくっついてくる。
あ、次郎長を演じるのは、片岡千恵蔵ではなく、鶴田浩二。誰かに似てるなぁと前から思ってたんだけど、ようやく思い出した。たけし軍団の、ガダルカナルタカだ(^^;)
鉄砲を持つ二番目の子分を、松方弘樹が演じる。
マキノ雅弘監督らしく、ミュージカル調の歌ものが二曲ほど入る、基本的には陽気なテイストだ。
ちなみに、『三国志』要素はこれっぽっちもないんだが……。百歩譲って、次郎長が手下を集める件を指すのならば、『水滸伝』じゃないの？？
