映画『スカイ・クロラ』のメイキング本。序盤は押井監督の本作のテーマ等の解説。
中盤以降は石井プロデューサーによるプロダクション・ノート。キャラデザ&作監の西尾さんによる大量のエッセイ(暴露?)マンガも楽しい。
映画館で観た時には全然面白さが分からなかったが、本書を読んだらもう一度見たくなった。長尺の演技は別にいいから、主に空戦だが(^_^;)
「何者かになることは大事かもしれませんが、何者かになって何をするのかということが大事」
「フランソワ・トリュフぉー監督の『隣の女』」
「室内や建築物のディテール・照明、光の差し込み方には、明らかに背景美術としての腕の差が出る。」
「川井音楽の真骨頂は、最高の演奏家が演奏した楽器を、コンピュータ上で幾重にも重ね合わせ、合成することによって、オーケストラでは決して再現できない、圧倒的な音楽世界を表現する点にある」