思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

映画「ガンツ」

なんか「デスノート」といい「インシテミル」といい、最近(川井憲次音楽担当映画に)ゲーム的な設定の邦画が多いなあ…。
ゲーム世代の映画、といえばそれまでなのだが、真面目に批評するなら、リアリティのある設定と物語を作る労を惜しんでいる/才能がない/手抜きしているように思えてしょうがない。
本作もモンスターを制限時間以内に倒すというモロに定番な設定である。
特徴といえば、すでに死んだ人間をそのためにだけ生き返らせたということ。
物語として気になるのは、二回目以降の参加者が、すでにルールを理解しているはずなのにちんたら逃げまどっていること。一回めの子どもっぽいやつはまだ同情の余地があったが、二回目以降は明らかに無生物で、ためらう理由はないのに。
北斗神拳みたいな銃だから無生物には効かないかと思いきや、そうでもないわけだし。
エネルギー残量と射程距離が気になるが、それにしたってとりあえず遠距離から乱射するのが当然でしょ。二回目以降はそれが歯痒くてずっとイライラというか欲求不満といか…。
エピローグからエンディングまでは文句なしなのだが。(川井さんのエンディングテーマ曲は必聴!)