思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『重機動戦線メカノイド

予備知識なしで、タイトルからは『ロボジョックス』みたいなSF?かと思いきや、C級宇宙人侵略SFだった。
それもそのはずというか、原題は「INVADER」。ロボット要素は、最後に宇宙人がUFOを頭部にして合体するロボットしかない。
オープニングやモニターグラフィックスはワイヤーメッシュを多用していて、『エアウルフ』を連想させる。そういえば同時期だなぁ…。
現用(もちろん当時の)戦闘機などのシーンは模型を多用していて、特撮関係の爆発もショボイ。こういうのを見ると、円谷特撮映画も実はよくできてるやん?と認識を新たにする。ハリウッドの最高級予算映画の作品と比べるからショボく感じるだけだったのか。
ストーリーに関しては、冒頭から諦めていた。
UFOロボ(といってもグレンダイザーではない)のデザインが鳥足だったのがちょっと「おっ」と思ったなぁ…。本作で唯一の収穫かも(^_^;)
あと、F-117を何故かF19と字幕表記していたのが謎だ。


『マッドマックス』
☆☆
名作というか、様々なところに影響を与えた作品というのは知っていたが、見たことがなかった。『怒りのデス・ロード』を見るための予習として見て見たが、意外と大したことがなかったので逆に驚いた。もっと『北斗の拳』みたいな未来の荒廃した舞台をイメージしていたのだ(もしかすると、それが進化して『怒りのデス・ロード』とかになった?)
時代も場所も不明で、低予算感バリバリ。考えたら、シリーズ1作めの『ターミネーター』と近い印象。
暴走族と、不条理な世界との対立を描くなら、警察サイドはもう少しまともな連中を揃えた方がいいと思うのだが、どちらも大差ないように感じる。日本で言えば、任侠ヤクザ対愚連隊、という感じ?
ラストの、車が爆発するまでの10分に、手錠で繋いだ足を切って脱出できるか?という復讐手段そのものは面白いのに、それを敵のボス(その前に殺している)ではなく、最も微妙なやつにしているところ。

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ワーナー・ホーム・ビデオ 2013-12-04