思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『アトランティック・リム』

☆★

『ロード・オブ・モンスターズ』あたりの、便乗商法、アメリカC級テレビ?映画。
日本で言えば、Pプロ作品みたいに、とにかくツッコミ所しかない、低予算かつストーリーも適当な映画だ。
怪獣のデザインじたいはそこまで悪くない。むしろ良いほう。途中で、小型レギオンみたいなのが出てくるし、それが巨大怪獣と合体して新怪獣になる。本家『パシフィック・リム アップライジング』を先取り(?)したような展開も。
ロボット側は、『ロボジョックス』路線のデザイン? 少なくとも、ヒーローっぽさとか格好良さとは無縁(´Д`)
海から街中に上陸するのに、都市破壊描写がほとんどない(´Д`) ふつうに空撮した、高速道路に車が上下道普通に走ってる背景に、怪獣のCGを乗っけただけ。壊れたビルや道どころか、煙すらない(´Д`) いや、俯瞰ならまたまましなほうで、ビルもナメない、空をバックにしたアオリカットばかりなのだ。
しかも、ロボやCGが出るカットは、(明らかに違和感があったから途中から数え始めたので間違いない)どらも1秒、普通が2秒。最大で3秒なのが1、2カットくらいなのだ。
美術セットは、これまた低予算特撮ならでは。特にコクピットはなかなか。1人乗りなのに微妙に広い(´Д`) 今気づいたが、本家『パシフィック・リム』っほくしたかったんだろうね(´Д`) 脳波操縦とかの設定もあるが、片目にゴーグルみたいなのをつけるだけ(´Д`) 研究室とか司令室とか、軒並み自主映画に毛が生えた、OVAと大差ないレベルだ。
数少ない見所と言えば、合体怪獣くらいで、それなら、見た人に聞けば良いだけで、見る必要ない映画(´Д`)
ちなみに、『バトル・オブ・アトランティス』というのが本作の前作に当たるみたい。だが、ネットのレビューを見ると、繋がりは皆無らしいし、これより酷いらしいので、さらに見る必要なし(´Д`)(今回、この顔文字ばっかり(´Д`) いかに脱力系映画か分かろうというもの)
さらにどうでもいいが、主人公の娘はサムと呼ばれるいうのだが、最初に両親の会話で名前だけ出てくるので、てっきり息子だと思ってた。日本で言えば「あっちゃん」「よっちゃん」みたいな感じのあだ名なのかな?