思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『鬼門の将門』
☆☆☆★

例によって現代(と言っても、何故か舞台は少し前。和歌山カレー事件の直後)で、メイン登場人物はタタルたちではない。そのくせ、安楽椅子探偵的に電話で歴史的事実を教えたりする(辻真先の晩年のスーパーみたい)。
日本の三大怨霊と言われている平将門は怨霊ではない、というのが本作のテーマ。
いわゆる東京神田の将門の首塚の祟りだけでなく、成田山不動明王、京都祇園祭などが絡む。