村井哲之『コピー用紙の裏は使うな!』を読む
印象に残ったところ
「蛍光灯の多くの機種によっては、1本を間引いても回路の関係で電流が流れてしまうものがあります。多少減ってもわずかなものです。」
「まずは、用紙代の単価と月間で使っている枚数、コピー機ごとのモノクロ・カラーのカウンター料金を把握してください。コピー代でかさむのは、紙代ではなく、1枚あたりのカウンター料金だということを知らない人も多いでしょう。大量の会議資料などはコピーするよりパソコンからプリンターへ出力してプリントアウトしたほうが、カウンター料金がかからない分、安くなるのです。」
「自社は最適な価格で購買できていると思っている企業ほど、意外と少ない数社の相見積もりで安心しています。(略)1社でも多くの業界から見積もりを取り、サービスや商品の中身とコストを天秤にかけながら、新たな業者を積極的に登用しましょう。」
「コストが下がらない真の原因は、「経営」と「現場」の間の大きなへだたり(意識の隙間)にあります。」
「削減した無駄なコスト=純利益」
「いったん取り組んだ以上(略)効果の検証とその結果を持っての取り組みへの評価をし続けることです。 最初は言葉での評価でも構いません。インセンティブという手もあるでしょう。給与を含めた人事評価に加える仕組みができ上がったらトヨタの一歩手前でしょう。」
「「現場」こそコスト削減の答えを知っている。そこで日々働いている人こそ、どこに無駄があるかは、おおかた知っているということを理解してください。 そして、彼らの努力に報いることを決して忘れないこと。(略)評価はしてもし過ぎることはありません。社員への賃金を渋ってつぶれた会社はたくさんありますが、その逆はあまりありません。」