思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『隠し部屋を査察して』

挫折本。
てっきり『黄色い部屋はいかに改装されたか』みたいなミステリーの評論だと思っていたのだが、幻想小説集だったので、冒頭の表題作だけ読んで終了。
実は『隠し部屋を考察して』だと勘違い/誤読していたのだ(^_^;)


小倉広『課長のスキル どんな会社でも通用する70の技』

「千里の道のりであればPDCAは千回回すことになる。しかし、多くの課長はこれを勘違いしている。千里の道のりで一回だけPDCAをまわそうとしてしまうのだ。」

「顧客一社の問題解決をそれだけで終わらせてはいけない。標準化してすべての顧客の問題解決に役立てる。のみならず、そのプロセスを共有することで組織の学習にも活用する。」

「人は必ず言葉を自分の体験に置き換える。そこで初めて理解できるのだ。逆に具体的な事例だけでも人はそこから教えを抜き取ることができない。いや、人により異なる抜き取り方をしてしまうものだ。だから話し手が抜き取り方も教えてあげなくてはならない。そして、事例に紐づけて説明するのだ。」

「素人は足し算。プロは引き算。(略)核心のメッセージは短く鋭く。ムダをすべて剥ぎ取って引き算でつくるのだ。」
「文章はできるだけ短くシャープに。(略)一文章60文字以内。(略)可能であれば一文章30文字以内が一番読みやすい。」
「悩んだ時は「未来」を選択する。(略)すなわち「短期ではなく長期」「個ではなく全体」を優先する(略)。メンバーは自分個人や自分が属する部署のことだけを部分最適で考えるのが仕事であるが、リーダーは全体最適を考えるのが役目である。だからこそ、リーダーは(略)「長期と全体」に重点を傾斜配分するくらいでちょうどいいのだ。リーダー以外のメンバーがその逆となる「短期と個」を優先して意見を述べてくれるだろう。」

「たとえ相手の意見に賛同できなくても(略)相手の立場に立つことだけに集中するのだ。無理に自分の意見まで変える必要はない。」
「メンバーたちは目標を「願望」だと思っていた。「達成できたらいいな」そんなレベルで目標をとらえていたのである。(略)それは質問の形をもって部下につきつけられることだろう。「本当に(略)を目指すのだな?達成できなかったらどうしょうか?」」
「議事進行係は最初から完璧な試案を出してはいけない。わざと穴だらけの未完成な企画をぶつけるのだ。(略)それに対する問題を指摘してもらい、アイデアを出してもらうのだ。(略)意見を出させるというプロセスにこそ意味があるのだ。」