思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼

まず最初にお断り。
いつにないメッタ切りレビュー(感想)ですので、
あの最終回が「良かった」という方は見ないほうがいいかと思います。

オロチの大バトルが始まったと思ったら、いきなり「一年後」
WAOH〜〜〜!(*o*)
たちばなの日常。
フラッシュバックでバトルシーンのダイジェストをするつもりなのかと思いきや、
完全にスルーですよ…。(;_;)
それぐらいならオロチなんて設定する必要なかったんちゃうの?

明日夢は勉強がんばって医者への道か〜。
テスト満点ではしゃいでたから、性格も変わったのかと思ったが、
次のシーンからはいつもの感じに。ただの演出ミス?

母の台詞も唐突やな…。しかも振るだけ振って、最後まで母親の出番なし。どんな構成や!

バイト先や、持田とアキラの台詞など、説明台詞丸出しなのはどうにかならんもんか。
尺がないのは分かるが…。不細工だわ。

何故か森林公園みたいなとこで勉強してる明日夢
声が聞こえるほどすぐ近くには芝の生えた河川敷みたいな海崖が。
合成丸出しやけどね。
しかもすぐ近くにキョウスケが修行中で助けにくる。(たぶん2、3分)
普通なら先に人を呼びに行かせた子供が大人を連れて帰ってくると思うが。

キョウスケが明日夢に「おまえを許したわけじゃないからな」やと。
それはこっち(明日夢&視聴者)のセリフじゃ〜〜っ!
そもそもなんで二人が友達なのかが分からん。
常識的に考えれば、幼児性丸出しのキョウスケの保護者っぽい立場なのが明日夢
てとこなんだが、作中での描かれ方はそうでもないんだよな…。

今回出てきた猫みたいなマカモー。『555』の使い回しかと思った。
最初の数話しか見てないから真偽は分からないが、
あまりにも『響鬼』の世界とはかけ離れたデザイン。
予算が尽きたから古いスーツを引っ張り出したのか?

一年で鬼に変身できるなんて、確かに響鬼がいうように才能あるなぁ…(皮肉です)。
何故か銀のちゃちっぽい素材だし、(あ、これで予算なくなったのか?)
結局やられるから、意味があったとは思えない。
威吹鬼轟鬼がやってきてあっさり倒したのは、格の違いを見せる演出だったのか。
だとしたら唯一良かった場面はここだけ。

謎の男女は、新たなる下僕としてモッチーを拉致したらしいが、選定基準が分からん。
だいたい今までそんなことしてなかったし。
さらに実は彼らも下僕に過ぎなかった、というオチ。
……いや、落ちてない落ちてない。
なんかどんでん返しっぽり事をやれば最終回になると思ってるなら大間違い。
作中作さえ出せばメタミステリになると思ってる新本格推理小説と同じ過ち。
そもそも、あの男女について、何の説明/解決にもなってない。

あの大ムカデは劇場版のキャラ?(CMでしか見てないから知らんけど)
威吹鬼轟鬼はどうした?
明日夢が何故か戦闘場面に近づいて巻き添えを食らうのも訳分からん。
鬼とマカモーの戦いは見て知ってるはずなのに。
そこから気絶して海辺に行くのも唐突。響鬼が運んだの?

最後の明日夢響鬼のセリフもダメダメ。
ここだけでなく、全編で“それらしい/格好良いセリフ”は並べてあるが、
それを言うための下準備(物語や演出)ができてないので、意味なし。
明日夢響鬼を否定してるし。
(つまりは『響鬼1』を否定してる、ってことやろう)
なのに響鬼は嬉しそうに「ついてこい」とか言ってるし。
別の言い方をすると、女に振られたのに結婚するつもりでいる男みたいで間抜け。

大バトルシーンを省略したことで、
前半のコンセプトに近い、日常の感覚でのヒーローとの共存、
みたいな雰囲気で終わるのかとちょっと期待した私がバカでした。
普通はどんなしょーもない番組でも、大ボスを倒したりして、
ちょっとはすっきりするもんですが、『響鬼2』(敢えて2をつけますが)に関しては
(私が見た中で)史上最悪な最終回でした。…orz
もちろん期待はしてませんでしたが、それを上回るダメダメさ(^^;)