思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仮面ライダー響鬼(30)

第30話「鍛える予感」
ひと区切りついたこともあってか、アヴァン・タイトルの明日夢と持田の会話シーンは、カットがテンポよく切り替わる、1 話冒頭を思わせる感じだった。
転校生がやってくる。何をやっても飛び抜けたスーパー転校生というのはまあお約束と言える。お約束はお約束でも、なんで転校生って主人公の隣の席が空いていて、そこになるんだろう…。普通は欠員が出たらあまった机は席替えの時に一番後ろの隅っこにおいておかれるもんだが…。学園ドラマでもっともリアリティがないと感じるのはここかも。
響鬼さんはおやっさんとひなかが風邪でダウンしているので店の手伝い。しかし神戸みゆきの風邪の演技はちょっとなぁ…。あれじゃお笑いコントだよ…。頼れるお兄さんである響鬼も、店番は苦手のようだ。おばちゃんに『劇場版 仮面ライダー響鬼 七人の戦鬼』の宣伝なんかしちゃってるし。
町中に出現したマカモーを威吹鬼&あきらが追う。バイクから飛び下りるあきらは格好良かったが、ヘルメットしてたし、スタントダブルかな…?バイクの空中スタントもあったりして、短いながら凝ったシーンだった。
転校生は、実は運動オンチ、という示唆(まあ事実だろうなぁ…)が示され、そんな彼と明日夢のいる街中で、襲って来たマカモーと威吹鬼、そして響鬼の戦いが始まる。都会の広場で戦隊ものよろしく戦うシーンをみていると、“平成ライダー”という感じがする。
炎を弾き返しながら突進する響鬼が格好良かった。「今日の俺は強いぜ」はたちばなのバイトのミスによる鬱憤晴らしか。
こういう激しいシーンからエンディングに入ると、イントロなしのエンディング曲ではちょっと違和感があった。どうせなら1番と2番を流し分けるだけではなく、こういう時のために歌なしのインストバージョンも作ったらよかったのに。