思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レジェンド・オブ・ドラゴン


☆☆☆

ジャッキー映画ではあるが、友情出演的なゲスト出演。何よりも、友情出演どうしではあるが、シュワちゃんと夢の共演を果たしたほうが特徴かも。
ジャッキーはエピローグにやっと外へ出るが、99パーセントロンドン塔の監獄の中に閉じ込められたままだ。同じく、囚人だった3人のうち、一人は死亡、一人は後のピョートル大帝。彼が支那へ行くという後半の展開は大ウソだが、若い頃に(『暴れん坊将軍』か『遠山の金さん』顔負けで)ヨーロッパで武者修行というか放蕩していたのは事実。
ピョートル大帝や、ロシアのくだりは別に必要なかった気もするが、中国、イギリス、ロシアの合作だから??(調べる前の想像)
支那での物語は、王女に化けた魔女が、民衆を虐げていて、王の証(龍の紋章)をもつ、追われた王女が印を取り戻し、魔女に戦いを挑む、というありがちというか、文字通り王道の展開。
魔女軍団の中には、岩の怪物、電気の怪物、音の怪物という中ボス的な三人衆がいる。なんか見たデザインだなあと思ったら、雨宮慶太作品だ(^^;) パクリというより、その配置とギミックが。それらは、スチームパンク的に、科学的なギミックで武装した人間。それを暴いて対抗するのだが、この図式、どこかでよく似たのを観たんだけどなぁ……。
主人公の女の人は、見覚えはなく、以前に観た作品に出ていたかどうかは分からないが、しっかりカンフーもできていて、魔女とのラストバトルの女性対決は、華麗かつキレのある戦いだった。
ドラゴンといいつつ、中国なので、ヘビみたいなほうの龍。そこは、フルCGかつ、クオリティもそこまで追求しない感じ。まつ毛が髪の毛のように長いデザインがおもしろかった。最初から、目を閉じている時は、封印として瞼を縫われていたのかと思ったくらい。