思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

瀧夜叉姫(3)


伊藤勢
☆☆☆☆★
角川書店

博雅のキャラなんかが顕著だが、ゆうきまさみの影響があるなぁ。とぼけた感じの表情とか特に。
作画は、マンガの一コマというのを凌駕して、小説の挿絵どころか、白黒の絵画、というレベル。15話のラスト3ページ、113ページ、119ページの将門、120ページの見開き、最後の最後、屋根裏からの晴明の身のこなしのデッサンなど。
あとがきで、手塚治虫に触れているのは今更驚かないが、みなもと太郎訃報についても同様であるのが嬉しかった。