思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

カーモデラー北澤氏は、『大人のプラモ道』を見ると、分かりやすい説明も上手なプロモデラー
氏による作例と、おまけとしてビギナーである編集者による、制作上の失敗例満載の章もあり、これによって初級から上級までのテクニックが網羅されていることになる。
接着(剤)のコツなど、他のジャンルのプラモにも応用できることも多い。

自動車模型の作り方自動車模型の作り方
北澤 志朗

新紀元社 2010-12-11

ほぼアーシェス・ネイとの戦いに費やされる。
これって、まつもと泉と、『サイレント・メビウス』のレビィをミックスしたような感じだなぁ。

BASTARD!! 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)BASTARD!! 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)
萩原一至

集英社 1989-03-10

とりあえずただのヒキ(ハッタリ・ウソ)だと思われていたダーク・シュナイダー死亡のビジョンが現実になったというのが衝撃の展開。とは言え、数週間後には生き返るのだが…。
見開き(いっぱいに、という意味ではない)で○ンポが描かれるのは少年漫画史上初では?(^_^;)
腕のいいアシスタントが入ったからなのか、作者が描いているのかは分からないが、本巻の最終話でいきなり絵が上手くなっている。特にサイクロプスのアンデッド体は、連載時も格好良さに痺れたのだが、今読んでもそれは変わらない。こういう不定形の怪物は、デッサン力がないと描けないと思うのだが…。
あと、当時は気がつかなかったが、カラーイラストは色鉛筆??

BASTARD!! 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)BASTARD!! 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)
萩原一至

集英社 1989-05-10


86〜87ページが文字だけ(・・)これはページ数を間違えていて、締め切りギリギリに気がついた(『燃えよペン』とかで知った)か、はたまた知ってはいたが単純に作画が間に合わなかったのか…?多分前者だろうなぁ…。
こと怪物関係と背景の作画の凄まじさは5巻までと明らかにレベルアップしたもの。
中盤で大活躍するガラは、どう見ても『ベルセルク』なのだが、調べると、ちょうど『ベルセルク』が連載開始したあたり。これは『ベルセルク』を真似したんだな(^_^;)

BASTARD!! 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)BASTARD!! 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)
萩原一至

集英社 1989-09-08

アビゲイル完全体はちょっと永野護的なシルエット。
攻撃のビームはゲッターロボだが、コレダーまで来ると、明らかに『トップをねらえ!』のパロディである。後にタシロ提督のパロディもあるしね。
アビゲイルのモデルが嶋田久作だっていうのは当時は分からなかったなぁ…。

BASTARD!! 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)BASTARD!! 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)
萩原一至

集英社 1989-11-10


機動戦士ガンダム THE ORIGIN I』と同じ歴史物路線で描かれた第2話。
冒頭に2、3分、1話のあらすじをやるのが少々長すぎ。ほぼオリジナルビデオなんだからいらないでしょ?
1話と同じく、一年戦争のエピソードをフラッシュフォワードで見せてくれるのかと期待していたのだが…。もうこの時点で「ルウム編」の制作が決まっていたから割愛したのか?
MS戦は、モビルスーツ開発にまつわるモビルワーカーのテストのための模擬戦のシーンのみ。カメラを動かしすぎな感じはあるが、コードの取り回しだけでも「わかってる」感のある見応えのあるもの。
ラストには「あの」アルテイシアキャスバルを追いかけるシーンが描かれるのだが、改めて考えると、年代的に、アルテイシアが小さすぎたんだな…と気がつく。
中盤のハモンのライブシーンは、歌がいらないのだが、まあ「ダレ場」的に入ってるのか。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II [Blu-ray]機動戦士ガンダム THE ORIGIN II [Blu-ray]

バンダイビジュアル 2015/td>


カラーイラストが絵の具になってる(・・)
まさしくクライマックスと言えるアビゲイルとの一騎打ち。そこで『トップをねらえ!』のパロディが(お願い「カズミ、戦って!」)が入って来る。『トップ』のパロディをするってことは、パロディのパロディをやるってことだからなぁ…(´д`)
この辺り、スケールの大きい、城が崩壊するなど、作画が凄まじい。夏目房之介が「一週間で描けるとは思えない密度を、バブル期ならではの物量(アシスタントの数)で押し切った」などと評したのも頷ける。
ダーク・シュナイダーが死ぬのは、また生き返るだろうからいいとして、次の週には「インターミッション」的に、主人公が全く登場しない、アンスラサクスが過去に何をやったか、など、はっきり言って物語の核心に当たるような謎をあっさり描いてしまう。これは、普通なら最終話の数週間前にやるようなエピソードだろう。
ここの描写は大友克洋士郎正宗的なタッチ。竜騎士のデザインは、『ダンバイン』のズワースっぽい。アンスラサクスの各部については、ギーガーの各イラスト、デザインの丸パクリ。

次の週には、いきなりほとんどの登場人物が新キャラ、という衝撃の展開。当時はその格好良さに痺れた。
今だと、美形キャラばかりだとか、ちょっとあざとすぎる感じはするのだが。
ヨーコが大きくなって部隊を率いるとか、『北斗の拳』の第二部でリンが反乱部隊を率いているシーンとそっくり。つくづくパロディ要素の多いマンガだ。

BASTARD!! 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)BASTARD!! 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
萩原一至

集英社 1990-06-08