思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き


☆☆☆★

ネコを追ったドキュメンタリー。追ったと言っても飼い猫だが(^^;)
飼い猫と言ってもさすがに都会の室内ではない。
舞台は2つ。北海道の牛舎で飼われる十匹ばかりの猫。もうひとつは、ミャンマーだかどこか、東南アジアの水上村の、とある家で飼われる猫たちだ。
どちらも、我々が家で飼うのとは異なる場面・場所なので、非日常的な生態ウォッチング興味がある。
たしかに、ドラマチックではあるので、かわいさと「生きる」ことのたくましさは感じられた。
ナレーションは、俳優の中村倫也と、カメラマンの岩合氏の2人が担当。中村のほうは映画的というか、感情移入的というか、暴言すれば、不要なもの。チャラい客向けの「ウリ」に過ぎない。むしろ、岩合氏のほうが、撮影時の印象がダイレクトに伝わるので、面白い。