思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『人肌孔雀』☆☆☆★

市川雷蔵が主役ということだが、山本富士子とダブル主演と言っていい。山本富士子は時に男装の剣士、時に遊女という感じで、3箇所くらい歌うシーン(劇中で歌っているのと、挿入歌なのと、微妙な感じ)ミュージカル映画的な側面もある。というより昔の娯楽映画は、歌も踊りもアクションもお色気も全部入り、という感じだったのかな。山本富士子が日本舞踊を舞う、というだけのシーンもある(・_・)
市川雷蔵の方は、世捨て人というか、江戸にはいるが、世間に無関心な易者、という役柄。
何が人肌で、誰が孔雀なのかさっぱりわからなかったが、山本富士子が綺麗で格好良かったので、まあいいんじゃないかな(^_^;)
いくらヒーロー/ヒロインとはいえ、遊女の衣装で暗殺者連中の刀と素手で渡り合うのみならず、走って逃げるのに、暗殺者が2、30メートルも離れてから「追え!」って叫ぶ間抜けっぷりはいかがなものか(20メートル逃げるのをボーっと見てたんかいっ!?(´д`))

1959年 日本