■

『世界の空軍』
☆☆☆★

普通の入門書とは異なり、「世界の空軍機ウォッチャーのためのガイドブック」というべき１冊。
世界の空軍機をウォッチするには、いつどこへ行けばいいのかを紹介している。
シリアルナンバーを記録するとか、かなりマニアックな情報も。
そんな濃い入門書なので、著者は本書で紹介している世界の殆どを実地取材しているのかと思いきや、殆どがインターネットで調べただけ。拍子抜けというか、正直というか…(^_^;)
本書では繰り返し警告されていて印象的なのが、「諸外国では外撮り禁止」ということ。要するに、スパイ行為に当たり、逮捕される危険があるのだ。しかし、「許すまじ、盗撮映像」的なウォッチを勧めてるのか禁じてるのか、矛盾も感じる。
普通の軍用機ファンなら、『世界の軍用機』とかいう本を読むほうが手っ取り早い。
あくまでも本書の対象は、自分の足で情報を集めたい行動派向け。