思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

トータル・リコール
☆☆★

ロボット警官を始めとするデザインワークは、『第九地区』以来のテイスト。
支那人や、ハングル看板など、チャイナマネーの影響が見えまくり。…というか米中合作?
本作の見処は、『第九地区』『攻殻機動隊』『ブレードランナー』『フィフス・エレメント』をミックスしたような雑然とした未来の街を逃げ回る主人公のみ、と言っても過言ではない。ストーリーらしきものは殆どないのだ。
機械で『スパイ』の夢を見ようとしたら、何者かに襲われ、逃げている内に、本当に自分が凄腕スパイであることが分かる…というだけの話。
この設定なら、当然「本当は機械は作動しており、スパイ的なドタバタは夢だった」というツイストが最低1回はないとおかしいでしょ?まさに悪い意味での裏切りである。もちろん、似たような作品はミステリー小説、映画を問わずわんさかあるので、天の邪鬼したくなるのは分かるが…。
リメイク元を見ている人なら、主人公が変装する人物が、ひっかけ的に登場するあたりでニヤリとできたりはするが…。


ガンダムホビーライフ(12)』
☆☆☆★
可変モデルと、屋外撮影特集(2つの特集ではなく、両方)。
製作途中写真が小さい本誌の弱点は相変わらず。屋外撮影といい、『スケールアヴィエーション』と『モデルグラフィックス』の中間的な立ち位置と言えるかも。
スーパーバイザーのナオキ氏の露出が巻を重ねるごとに増えているのが面白い(^_^;)
飛び抜けた作例はなく、やっぱり一番面白いのが「師弟対決」シリーズ。Zは真正面対峙だったが、今回はまた趣向の異なるテイストに戻っている。