思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

魔法少女リリカルなのは Refrection』
☆☆★

前の劇場版はもちろん、テレビシリーズを含め、ほとんど予備知識ゼロで見た。
レギュラーキャラには全てスーパーで肩書きを出してくれるのはいいが、初見ではまず見分けられない。顔の区別もつかないしね…。ま、この辺は門外漢だから、ファンには言わずもがなの部分だろう。
実質的には、病床の父親を救うために、地球にやってくる異世界の辺境の姉妹が主人公。
…と思ったら、終盤に魔王を召喚したら、二人の出番は途切れる。なのはと魔王・二人の部下と順番に戦う、という展開。この辺はテレビシリーズなら気にならないのだろうが、映画としては、決着まで見せずに、並行して見せて欲しいところ。
この映画には、キャラ的に大きな要素が、なのは達、異世界姉妹、妹の執事的なイリス、彼女達が呼び出した魔王と二人の部下、そしてなんとか結晶だ。それらすべてが(美)少女キャラの形をとっているので、後になればなるほど、美少女キャラが増殖して行き、収拾がつかない。実際に、それだからこそ、2時間で収まりきれずに、「続く」で終わっているのでは?特に魔王以下は人間キャラにする必要がない。
中でもなんとか結晶が最も幼い少女キャラの形をとるのは異常に違和感があった。

あとは、イリスの正体について、名前以外に伏線が皆無なのもなんとかして欲しかった。


ミニオンズ』
☆☆★
これは子供だましだなぁ…。アニメ技術的には文句のつけどころはないけど、ストーリーは。
敢えていうなら、ギャグのセンスはイギリス的というか、『ミスター・ビーン』を連想した。特にミニオンを理解不能の言語を話す設定にしたところに、万国共通の、サイレント・コメディっぽさがある。
ところどころ日本語が入っているのは、日本版オリジナルなのか、それとも各国の言語を適当にミックスして作ったのか…?(もちろん、基本は英語である)