『マンガでわかる 熱力学』原田知広+川本梨恵
☆☆☆
オーム社
マンガパートと、アドベンチャーゲームのセリフ形式というのか、顔つきの脚本スタイルの対話型解説からなる。
マンガでわかるといっても、数式が説明の素材として出てくるので、数式、特に微分・積分の数式変換がわからないとキツい。(同シリーズの『マンガでわかる微分・積分』から読むべきなのかな…)
エントロピーならぬエンタルピーなんてのも何の説明もなく出てきたりするので、そういうあたりからも、本書は熱力学の教科書の副読本的な位置づけなのだろう。