思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『バーナード嬢曰く』施川ユウキ
☆☆☆

読書に関する限りなくエッセイに近いヘタヘタ(断じてヘタウマではない)マンガ。
内容的には番子さんの『番線』『よちよち文芸部』の中間ってとこか。
基本的には名作(を読むこと)へのあるある的ツッコミだが、「SFマガジン」で書評されるくらい、SF度数が高いのが特徴。
確かに共感するし、楽しいのだが、あまりに絵が下手すぎるのが致命的。(それでもこの評価、ってことで内容は推して下さい)

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
施川 ユウキ

一迅社 2013-04-19


『古代出雲』前田晴人
☆☆★

研究論文とまではいかないが、かなり固めの本。
一般読者が知りたい出雲大社のことなどほとんど載ってない(^_^;)
国引きの神話で挙げられている土地が、実際どこにあたるか、というあたりが面白いところ。
また、著者独自の見解として、記紀などの文献にちょくちょく出てくる「ミミ族」なる一族や、言われる邪馬台国問題などにも紙幅が割かれている。