2011-05-20 ■ 9.11後に出された、続編ともいうべき国際謀略小説。 イスラム原理主義者が再度、しかもより高度な同時多発テロを実施し、次の矢として同盟国である日本にもテロの矛先を向ける。 「無限連鎖」といいつつ、2つだけだし、逆にそれぞれ別の作品として発表しても良かったのではないか、と思える。 クライマックスはよくあるハッピーエンドでないところがひねくれ者の私には気に入った。無限連鎖 (文春文庫)楡 周平 文藝春秋 2004-11