思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『機神兵団(8)』開始・読了

機神兵団が壊滅してから2年後、生き残っていた作中の登場人物はビルや工藤、柴火などで、
物語は主に歴史家的な思想を持つ工藤を中心に動いて行くことになる…と思ったら、
早い段階で機神パイロットの3人の生存(復活?)が明かされることになる。

アクション的には、前巻の壮絶な部分に比べると落ち着いているが、
それでも残されたモジュールを確保しているアメリカがつくったロボットが登場するなど、
大きな断絶ではなく、きっちりと続きものであることが感じられるようになっている。
(当たり前だが)

テーマ的には、1巻の段階でもほのめかされていた「歴史」ということが焦点になってきた。
それと「エイリアン」「モジュール」がどう関連するのか、
なんとなく予想される結末をどう越えてくれるのか、楽しみなところだ。