パット・マーフィー著/浅倉久志訳
ハヤカワ文庫SF
☆☆☆
そんな面白いかなぁ…。
トールキンばりに「です・ます調」で書かれていることもあって読みやすいし、基本が『ホビットの冒険』という名作がベースなので、起承転結もまあまあ。
でも結局はスペースオペラだよなぁ…。ワームホールとか小惑星上のジャンプとかちょっとハードSFっぽいガジェットもあるにはあるが、やってることはスペオペそのもの。登場人物の描き分けもほとんど区別がつかないよ…と思ってたら、元ネタは12人のドワーフってことで、敢えてやってる部分もあるんだろうが、やっぱり筆力不足じゃないかなぁ…。
ただ、私が『ホビットの冒険』を読んだのが中学生の時なので、殆ど覚えてないんですよね(^_^;)