2006-11-22 『プラットホームに吠える』読了 読書 このタイトルの意味は、「狛犬と鉄道ミステリ」ということ。バカミス度は低めだが、そのぶん本格度は高い。特にラストに続けざまに明かされる手がかりの連鎖と真相は、作者ならではのもの。 ただ、唯一の不満は、序盤の大きな牽引力になっている「足だらけの狛犬」の謎の正体は、写真で載せてほしかったということ。作者の空想ならちょっと強引すぎる創作だし、実際にあるなら(たぶん常識の範囲内であろう)鉄道オタク以外にも分かるように載せるべきだろう。吉村達也なら絶対載せるな(^_^;)