第33話「スワットモード・オン」
訓練でチーム行動の大切さを学んだバンは、デカレンジャーSWATモードとなり、地球でテツとボスが爆弾と共に人質にとられている現場に突入・救出する。
宇宙一のスペシャルポリスに必要なものはチームワークだということだが、それはSWAT(TはTACICSすなわち集団戦術だから)に必要だが、警察官にはそれほど必要ないのでは…?というよりもっと必要なことがあると思うが。
SWATモードのパワー・アップのポイントは、銃はいいとして、暗視装置、サーモグラフィー、GPS、大容量データ通信、透視装置など。透視装置は明らかにおかしいが、それ以外の装備はデカレンジャーのスーツにはなかった、ってのがまずおかしい。それくらいのものが装備されていなくて何がスペシャルなポリスだというのか。
銃の必殺技の時にSPライセンスをセットする、というのもどうか。命がけの作戦行動時に現場でセットする余裕があると考えるなんて、官僚的発想だなぁ…。
最大限におかしいのが、わざわざ口元マイクがスーツの外部装備についていること。いままでのSPライセンスが通信機で、変身後もそれを口に当てて会話していたのもどうかと思うが…。
いつものことだが、ビルを簡単に薙ぎ払えるマッスル・ギアがデカレンジャーSWATモードごときに簡単に破れるのもおかしな話だ。
デカレンジャーSWATモードを見てテツが「いいなぁ〜」というのもヘンだろ。普通に考えれば特凶のほうがエリートかつスペシャルな訓練を受けた優秀な人材だと思うのだが…。
今回唯一面白かったのは、猿の教官がボスに「オレとお前は犬猿の仲だ」と言ったところくらいか。(ゴリラの教官に犬のボスだからなぁ…)
(「雑読雑感」より転載)
今回はツッコミどころ満載!