思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

大阪弁「ほんまもん」講座』札埜和男
☆☆☆★
新潮社新書

「たこ焼きにソースが登場する(略)昭和30年代に入るまでは醤油味だったそうである。味としては醤油の方が上等だったともいう。」

「「いらっしゃい」という言葉が大阪へはいり込んだのは、大正中期以後のことで、それまでは、あくまでも「おいでやす」であった。」
私は大阪人じゃない関西人だけど、かねてから、「いらっしゃいませ」というのがめちゃくちゃ違和感があったのだが、これで氷解した。

「「よろしゅうおあがり」は(略)食べる前に欠けることばのように感じられるが、実は食べた後にかけられることばなのである。つまり「どうぞ召し上がって下さい」ではなく「よく残さずに食べてくれましたね」の意味を持つ。」

「ワイシャツは「ホワイトシャツ」の転」