ケイト・ウィルヘルム著/酒匂真理子訳
☆☆
創元SF文庫
漢字まじりなのに、今回読むまで『鳥の歌いま歌え』だと思ってた(^^;)
特に核戦争もないのに、子供がそだたず、クローン技術によって子孫を残そう、という話。
そもそも、その設定じたいも分かりづらいし、世界中にどれくらいの人が生き残っているのかとか、とにかく世界状況がよくわからん。
いろいろな賞を取っているらしいが、セックス/ジェンダー的な純文学としとの側面が評価されたのかなぁ……。
実際、設定を紹介する本書の最初と最後の各20ページくらい以外には、時代が少し進む以外、プロット的な進展は殆どないので、設定、ガジェット、プロット重視の私としては、短編で充分としか思えなかった。