思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

STAP細胞に群がった悪いヤツラ』
☆☆☆★

結局何がどうだったか全然すっきりしなかったSTAP騒動について取材したノンフィクション。
推理小説や映画と違うのが、最初から著者の視点が混じって書かれていること。
事実を積み重ねた結果、原因は○○、という筋立てではないため、序盤から小保方氏が悪意ある描写をされていることに違和感がある。特にマスコミ報道にしか接していない読者にはそれが強いだろう。
ひとことで言えば、アメリカと理研の利権が重なった結果、自己顕示欲の強い小保方氏が走狗として煮られた、というところか。黒幕は勿論、理研の上層と、アメリカの科学系詐欺師。
肝腎のSTAP細胞については、文字通りES細胞を故意に混入させた捏造である、ということらしい。科学者倫理のない、小学生的な思考の研究者なら、こういう結果になったのも理解できなくはない。自己顕示欲が捏造をも正当化したのだ。

安村明史『9タイプ・コーチング 部下は9つの人格に分けられる』を読む

タイプ1:完全主義者である。厳しさを感じさせる。星一徹
タイプ2:良く世話をやく。心が温かくてやさしい。ドラえもん
タイプ3:何事も手際が良い。挑戦意欲が強い。ゴールを目指す。峰不二子
タイプ4:独創的なアイデアに富む。繊細で傷つきやすい。自己表現を好む。自分の世界に価値を置く。スナフキン。フーテンの寅さん。
タイプ5:冷静で分析力に富む。論理的に考える。客観的でドライな印象。
シャーロック・ホームズ。タイプ6:誠実な人柄。慎重で節度をわきまえている。マスオさん。
タイプ7:明るい社交家。陽気で楽天的である。サザエさん
タイプ8:リーダータイプ。大胆に行動する。ジャイアン
タイプ9:包容力のある人柄。おっとりしていて穏やかである。ドカベン西郷隆盛

類人猿分類よりも細かいが、9つにも分かれているぶん、それぞれへの対応(を使いこなすの)も難しい。分類じたいも、すぐに当てはめられる人もいれば、悩むケースも結構ある。