思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『秀吉の暗号(1)』
☆☆★

『信長の暗号』とは異なり、関ヶ原前夜が舞台。秀吉の辞世の句に隠された暗号を解くべく、家康、三成、政宗がそれぞれ挑む。
結局のところ、「露と落ち…」という文章を、こねくり回して様々な読み方をひねり出す手法は『涙香迷宮』と同じスタイル。暗号フェチには好まれるのかもしれないが、私的には無理から(関西弁)で、「だから何?」としか思えない。