ガイア・ギア(3)
☆☆☆☆
民間人から組織のトップという移行は、セシリーを連想させる。
大気圏突入前後の戦闘も、『Z』よりもハードまたはミリタリーSF的。
チンピラをメタトロンに加えるところは、『ZZ』を逆から見たようにも取れる。
メガファンとしての見所は満載。口絵はどれも素晴らしい。中でも大気圏突入時の戦闘描写はイラストの構図、色彩が美しい。
メカファイルも、マンマシーン、艦船など盛りだくさん。やはりエアフォース1(ファーストと読む)は前進翼と水平垂直一体尾翼など、航空ファンも納得。
改めて見ると、『6億キロの燐光』とデザインラインが似ているかも…。特に木星浮遊基地あたり。時代の流行?
ガイア・ギア〈3〉 (角川文庫―スニーカー文庫) 富野 由悠季 大貫 健一 角川書店 1990-08 |