思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

QED ~flumen~月夜見』高田崇史
☆☆☆★

終わった筈なのにまだ続いていると言う、嬉しいような残念なようなシリーズ。今回は月読命がテーマ。
例によって現代の殺人事件は付け足しなので、関裕二的な、作者独自の歴史解釈を堪能するのが眼目。
殺人者や地元民のパートは流し読みで十分。なんなら飛ばしてもいいだろう。
本当は200ページくらいから読めばいい、と言いたいところだが、前提となる知識や、常識に隠された盲点の指摘などもあるため、最初から、少なくともタタル、奈々のパートだけは読む必要がある。

QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス)
高田 崇史

講談社 2016-11-09


アーマーモデリング 2005年10月号』
☆☆☆★

ミニスケールとは、本書の用語解説にあるように、1/35より小さいスケールをさすが、今回の特集は72と144gがメイン。
小スケールならでは作り方、と言うのは冒頭の筆塗りの人くらいで、それほど詳しくは書かれていない。
今回の主張としては、小さいので、バリエーションを揃える、ジオラマにする、と言うことくらいか。
当初は144のフィギュアが付録としてついていたらしい。
悪役1号のカットモデルなんて、『モデルグラフィックス』みたいな作例にも多くのページを割いている。

Armour Modelling (アーマーモデリング) 2005年 10月号 Vol.72Armour Modelling (アーマーモデリング) 2005年 10月号 Vol.72
大日本絵画

大日本絵画 2005