『アーマーモデリング 2005年4月号』
☆☆☆☆
何か4月号に面白い特集が多い気がするのは気のせいか…。
1/48特集。その前後にも、ビッグスケール、ミニスケールの特集は何回かあったが、ヨンパチ限定は唯一無二。
その後も、現在まで度々出没するヨンパチ先生はここで初登場だったんだね〜(・。・)
基本はタミヤで出たばかりのシリーズ4、5作の製作上のポイントを、具体的に解説してくれる、非常にありがたいもの。これは現在でも役に立つものだ。
他の記事では、一周回って現在でもやっている日本の戦国時代の甲冑の記事なんかもあるのが興味深い。
図面、AFVクラブの説明書順解説など、タイガー関係の記事が多いのは、何か時代を感じさせる。
この時期には特集が巻頭と巻末に分かれているのが特徴。巻末はジオラマ、海外モデラー(?)、バンダイのキットの歴史検証など、まさにエクストラ的内容。
月刊アーマーモデリング2005年4月号 2005 |
『アーマーモデリング 2011年4月号』
☆☆☆☆☆
メルカバ特集の第一弾。ちなみに第2、第3は翌年に連続敢行された。
編集部、モデラーの気合の入り方はこちらの方が上か。完成度的な優劣はともかく、熱意に関しては明らか。
イラストレーター/モデラーの横山宏がナビゲーター兼プロデューサー的な位置付けで、イントロから対談など、各所で登場。当然ながら上田信氏のコーナもメルカバ。
レジンキットの問題点と製作上の注意点(ねじ伏せ方)も面白い。しかしこれ、簡単フィニッシュ、または低級モデラー的な作り方と期せずして同じになっているのが面白い。
岡プロによるアカデミーのマーク4のハウツーも嬉しい。これは翌年のモンモデルのマーク3に比肩する詳細さ。ただし塗装は高石氏にバトンタッチされるとのこと(何年何月号に載ってるんだろう??)。
さらにさらに、MAX渡辺氏はマーク1から4までを一気にストレート組みしたものを新MAX塗りで仕上げた(そういえば『スケビ』のA-10でも似たようなことやってた?)。普段は筆塗りでやっているそうなので、これなら私でもできるかも…。
かてて加えて、ホビーボスの製作記事や横山氏との対談の内容もいちいち納得。「戦車は格好いい方がいい」とか「エッチングパーツ、みんな本当に使ってる?」「プラモなんだからプラスチックだけにしてよ」「組み立て時間は短いほどモデラーもメーカーも(たくさん買ってくれるので)トク」などなど。
Armour Modelling (アーマーモデリング) 2011年 04月号 [雑誌] 大日本絵画 2011-03-12 |
『アーマーモデリング 2011年5月号』
☆☆☆☆☆
履帯特集。これまた2016年にもされているが、それよりも気合が入っている気がする。なにせ表紙が実車の履帯(一枚だから履板と言うべきか)がバーンとどアップで載っているのだ。例によってゴム製から接着式、モデルカステンまで個別に作り方が載っている。金属製とレジン製も忘れていない。さらに、祝式、高石式と言う特徴的なモデラーのハウツーも。高石さんのは超絶ではなく簡単式なのもありがたい。
半分は宣伝だが、戦車に対応したモデルカステンの一覧も3ページに渡っている。
さらに、実写の写真コーナーでは、イギリスのショーの最中に履帯が壊れた際の交換作業の一部始終を紹介している。
前号のおまけとして、MAX渡辺氏によるホビーボスのメルカバ・マーク4の製作記事がカラー4ページで紹介。
レジン製トータスのジオラマや、ドミンゴ・フェルナンデスのダナ自走砲も興味深い。
Armour Modelling (アーマーモデリング) 2011年 05月号 [雑誌] 大日本絵画 2011-04-13 |