思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『バスタード!(21)』
☆☆★

せっかく持ち直したと思ったら、またダメダメに。いきなり何の意味もなくセックス&顔射(@_@)『えの素』的に描くという逃げはあるものの、少年誌としてはアウトだろう(もしかすると単行本の書き足しかもしれないが)。
その後は、延々と必殺技を出しては、まだ死んでない、の繰り返し。まあ、後期の『ドラゴンボール』なんかも一緒だが…。


『オペレーション・ローズダスト(上)』
☆☆☆☆

北朝鮮特殊工作員によるテロを描いた大作。日米関係まで含め、一周回って、執筆後十年経った現在でも全く新鮮味を失っていない。いつ起こってもおかしくない事態だ。
何故か地下鉄サリン事件が、サリンではなく、セムテックスなる(架空の?)爆弾テロに改竄されているのが気になる。これは、作品の根幹に関わる謎(テロ活動の理由)ゆえなのか?
一段組み五百ページ超だが、やたら時間がかかってしまった。ラノベなら10巻ぶんくらいあるのでは?