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朝廷の高官を暗殺するジェット・リー。そこから、彼を追う女剣士、西域での韃靼人に、どこから来たのか流浪の男女ペアなど、途中から『レイダース』か『ハムナプトラ』のような展開に。そんな盛りだくさんというか、詰め込みすぎな構成なので、２時間もある。
中でもあえて嵐の中に最後の決闘に突っ込む展開は有り得ないもの。
回転しながら剣を繰り出すツイ・ハークらしい剣技も健在。
２０１４年にしてはCGもチープ。
後宮を脱走した女と女剣士の関係など、その筋のファンに向けてのサービスなのか、単なる監督の趣味なのかわからないが、サービス満点なのは、さすが香港映画の系列である。
アクション、武侠のジャンル映画としては、必要最低限の面白さは味わえる。
本作ならではの要素としては、終盤に登場する、細いワイヤーを瞬時に（この辺がマンガチック）張り巡らせて、敵を切る（切断する）という技。

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝 スペシャル・プライス [DVD] Happinet(SB)(D) 2014-10-02

この場合のミニスケールとは、７２分の１のこと。物によっては７６も。
エイブラムスを缶スプレー、エアブラシ、筆塗りと３種類作り（塗り）分けるのを皮切りに、レジンからジオラマ、果ては映画のセットかというくらいの大作ジオラマまで。本書に登場する（作った）車両は１００台に迫る勢い。
何と言っても著者が最初にハマったスケールということで愛着があることもあのるのか、筆塗りからきちんと紹介してくれているのがありがたい。
それに、最初に書いたように、戦車模型の楽しみ方の１（筆塗り）から１０（本格ジオラマ）までが一冊に詰め込まれているので、昔の『○○入門』のような懐かしさも感じる良書。

ミニスケール戦車模型の作り方 仲田 裕之 新紀元社 2012-02-08