思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『歯と爪』
☆☆☆★

法廷のみのパートと、ある奇術師のパートが交互に進む。
袋綴じ返金保証というほどのネタも、少なくとも中町・折原後の日本では十分想定される範囲内である。
初読時はよく理解できなかったが、再読の今回は非常に読みやすかった。ちなみに、小説として波長が合う人以外は、一人称パートの本書前半は斜め読みで問題ない(^_^;)

歯と爪 (創元推理文庫 163-2)歯と爪 (創元推理文庫 163-2)
ビル S.バリンジャー 大久保 康雄

東京創元社 1977-07-15