思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

再読。
どうしても『名探偵の掟』と比較してしまう内容だが、メタっぷり(登場人物が、作中の役割を離れて、読者に語りかける)が弱いのが残念。ただ、読み返してみると、そういうシーンも意外と多かったことに気づいたが。

大癋見(おおべしみ)警部の事件簿大癋見(おおべしみ)警部の事件簿
深水 黎一郎

光文社 2014-09-18

いわゆる4号戦車のバリエーションについてのプラモカタログ。そもそも、実車のバリエーションを知るために買う意義もある(それは、私のことです)。
こと最近の、特に海外のメーカーの隆盛により、いかにマイナーな車体までがプラモ化されているかがわかる。
巻頭には新規作例も数点あるが、雑誌「モデルアート」の作例を1種1ページにまとめたものが中心。実車の紹介も2ページずつあったり、おまけ的にクルーの配置や、照準のつけ方、双眼鏡(!)までの記事がある。
作例以外にも、プラモのパーツ展開図(っていうの?)があり、部品についての注釈まであったりするなど、やはり基本的には親切な作りと言える。
表紙を見ればわかるように、デザインセンスが一時代前なのが玉に瑕。

ドイツ戦車データベース(2) 2016年 07 月号 [雑誌]: 艦船模型スペシャル 増刊ドイツ戦車データベース(2) 2016年 07 月号 [雑誌]: 艦船模型スペシャル 増刊

モデルアート社 2016-06-16

実機の塗装についての考証が3ページ、作例が15ページくらいで、数機の帝国海軍機のプラモ作例が紹介されている。
いわゆるパチ組みとの比較が全体、各部とも載っているのが非常にありがたい。
基本的にスタンダードで、組み立て時のポイントも写真つき。プラモ自体の情報から、ワンポイント改造まで、全体的に非常に丁寧かつ良質なハウツー本。

エアブラシや筆塗りで仕上げる飛行機模型塗装テクニック 2016年 07 月号 [雑誌]: モデルアート 増刊エアブラシや筆塗りで仕上げる飛行機模型塗装テクニック 2016年 07 月号 [雑誌]: モデルアート 増刊
山下武

モデルアート社 2016-06-18