思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『FSS DESIGNS 4』
あとがきに説明(言い訳?)が書いてあるが、これまでの3巻に比べて高く、判型も異なるのは、サブタイトルにあるように本書が事実上、永野護の同人誌である「キャラクターズ」の最新刊であるからだ。
その違いは、『FSS DESIGNS 3』までが既出のデザインの再掲載・再編集版であったのに対し、本書はほぼ新規公開(設定画集としては)だから。
とはいえ、ファティマ、人物はともかく、メカ(GTM)に関しては、連載再開時のニュータイプに大量に掲載されたものとほぼ同じ。本編に登場したが設定が未公開だったのがボルドックス(『GTM』に登場したもののリファイン版)、『GTM』には出ていたが全身が未公開だったのが青騎士(というか、サイレンR型)、マーク2はその後のニュータイプで掲載されている。
完全に新規(先行)公開なのはユーレイ(今回の解明で分かったが、ブーレイって幽霊のもじりだったのね)くらい。
とはいえ、解説文はかなり充実、「レッド・ミラージュ」に関しても違ったものになっていたりする。

その他、リファインというか一新された世界設定を把握するためには必読の一冊になっているのがファンにとっては(金銭的に)ツライところ(T_T)

F.S.S. DESIGNS 4  特典ポストカード付き_F.S.S. DESIGNS 4 特典ポストカード付き_
永野 護

KADOKAWA/角川書店 2014-03-07