思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

「毎日、遅くまで残業している人は、限定的で外界から遮断された生活を送ることになります。外界から遮断された人がいくら机上で考えたところで、現在顧客が求めているモノに気づくことはできません。」

「今後のため、あるいは今の仕事をよりよくするために自分として行わなければならないと考えている仕事です。これらの仕事は、どんどん後に追いやられて結果的に行われなくなってしまうか、本当に必要になったときに急いでやる羽目になります。これらの仕事は、自分としていつまでに行うかを明確に決め期日を設定することが必要です。」

「目的がはっきりしない場合は、本当に目的のない仕事の可能性が高いです。かつて何らかの目的があって始められた仕事が、その目的が達せられたにもかかわらず惰性で続けられているのかもしれません。目的がどうしても分からない仕事は直ちにやめてしまいましょう。」

「基本的に会議は顧客にとっての価値を生み出しません。ですから参加する人員も最小限に抑えるべきです。「念のため」の参加はありえません。」

「仕事を見える化する際に、他の仕事と同じように「予定外の仕事」という仕事を設け、(略)時間を確保しておきます。」

残業させないチーム仕事術 (アスカビジネス)残業させないチーム仕事術 (アスカビジネス)
石谷 慎悟

明日香出版社 2010-07-13


『悪魔の星』
☆☆☆
創元SF文庫

中村融氏の解説を読めば十分だろうが…。
すでに異星人の惑星に行った4人の物語なのだが、異星人の生物学の発見という観点からは、ファースト・コンタクトものと言えなくもない。
その生態は実に面白いのだが、その前後の描写は、神学的観点からは面白いものの、エンターテイメント的にはちょっと冗長かな…という気がした。
原題から、『イリーガル・エイリアン』みたいな展開も期待していたのだが…。

悪魔の星 (創元SF文庫)悪魔の星 (創元SF文庫)
ジェイムズ ブリッシュ James Blish

東京創元社 1967-07