巻末の著作リストを見ると、もの凄いペースで本を書いているのに驚く。
西村京太郎や赤川次郎なみに書き散らかしているといっていいほどだ。
まあそれはともかく、日本書紀が書かれて以前、日本列島はどうなっていたのか、それが明らかにされている。
確かにまるまる鵜呑みには出来ないにせよ、天皇を中心に日本がまとまる前、日本がどんな状態だったのか、そのダイナミズムが浮き彫りにされるのが最大の収穫だろう。
簡単に言えば、ヤマト、出雲、尾張の三国時代である。
出雲大社の暗号 関 裕二 講談社 2010-10-26 |