2007-07-09 『世に棲む日日(1)』開始・読了 読書 司馬遼太郎 文春文庫 ☆☆☆☆ 最初に作者のことわり書き(前書きではなく、これが本文中にあるあたりが、作者自ら書いているように、本作が「小説と言えるかどうか」と、エッセイか講談的な雰囲気を有する所以だ)にあるように、吉田松陰と高杉晋作の物語。 まだ高杉晋作は登場しない(生まれてない?)ので、この巻は吉田松陰の一代記となっているのだが。 内容的には『風雲児たち』で知っていることがほとんどで、いつもの司馬遼作品以上に読みやすかった。