思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ひぐらしのなく頃に

なんだかなぁ…。
いわゆるゲームのマルチエンディングの延長上にある展開とも違う…やっぱりパラレルワールドということか…。
サスペンスとして考えれば、別のエピソードでは犯人だった、というのがレッドヘリングとして働くから、犯人が分かりにくい、という効果はあるのかもしれない。

「けいちゃん」がミオンに謝る意味が分からない。
だって祟りなら神に対して謝るべきだし、村のしきたりを破ったことに対してなら村民全体に謝罪すべきだろう。

今回はなんか「鬼隠し編」よりも登場人物の行動に恋愛の比重が増しているようだが、伏線がほとんどないので、なんか唐突な感じもする。

最後の最後でやっぱり真相がぼかされるのは、ちゃんとしたミステリを書けないでどんでん返しを出そうとするが故の齟齬なのか、ホラーとして敢えて非科学的な事象を持ち出しているのか、はたまた三つ子だった、ということなのか…。
だって屍体が動き回ってるとかいいながら最後にミオンが出てきてるし。屍体なら検屍所にあるはずだから、動き回ることすら不可能。シオンの遺体も同所に安置されてるだろうから、第3の人物を想定せざるをえない。
あるいは洞窟の中での出来事、引っ越し前夜の包丁刺殺、ともに第三者的目撃者がいないことから、ケイチャンの1人芝居(自傷)である可能性もあるだろう。

テレビアニメでここまでキチガイが全面的に登場するのは珍しいかも。

最後の最後にミオンが下から出てくるのは、ショッキングというより、ギャグに見えて笑けた。

どうでもいいが、「徒党を組んで」って、自分たちに対しては使わないんじゃない?相手側というか、悪い印象の言葉だし。